性同一性障害とは
「性同一性障害」とは医学的な疾患名で、英語ではGender Identity Disorder(GID)と言います。「生物学的には完全に正常であり、しかも自分の肉体がどちらの性に所属しているかをはっきり認知していながら、その反面で、人格的には自分が別の性に属していると確信している状態」と定義されています。
簡単に言うと、体の性と心の性が一致していないということです。
体は男性だが心は女性という人をMTF(Male to Female)、体は女性だが心は男性という人をFTM(Female to Male)と呼びます。
性同一性障害の総合診療を行っています
性同一性障害の患者さんの多くは、性別適合手術(Sex Reasignment Surgery;SRS)を考えています。
2004年から性別変更などが可能になったとはいえ、法律にはさまざまな不備が指摘されています。また性別適合手術に関しては、きちんと手術が再開されてから20年が経ち、多くの経験を重ねてまいりました。ナグモクリニックGID外来では、精神科外来、性別変更判定会議の開催、ホルモン療法、顔の美容手術、乳房形成術、性別適合手術など総合的な性同一性障害の診療を行っております。
1.精神科外来
名古屋GID外来・東京院・大阪院の各院で精神科医の外来を設けております。将来、戸籍変更を考えている患者様をバックアップいたします。診察日については各院にお問い合わせください。
◆東京院精神科外来 (毎月/第1木曜日 ※その他、不定期診療あり)
2.性別変更判定会議の開催
日本精神神経学会が定めた「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン第四版」に準拠し、その患者様が身体的治療を受けるべきかどうかを検討するために、各分野の専門医と法曹関係者からなる会議を定期的に開催しております。将来の戸籍変更がスムーズに運びます。
3.ホルモン療法
ホルモン療法を「名古屋GID外来・東京院・大阪院・福岡院」の各院にて行っております。手術前、手術後を問いません。また、定期的な検診を通じて適切な健康指導を行っております。
4.乳房形成術(自費診療になります)
豊胸手術、女性らしい 膨らみのバストの形成。乳房切除術、乳癌の手術で得たノウハウをもとに、極めて小さな傷から男性らしい平らな胸の形成。
■ 豊胸手術について
女性に行う豊胸手術に準じた手術で、丸く豊かにふくらんだバストの形成。
⇒豊胸術の詳細はこちら⇒(PCサイト)
■ 乳房切除術について
乳ガンの手術で得たノウハウをもとに、極めて小さな傷からバストを切除し、男性らしい平らな胸の形成。
⇒乳房切除術の詳細はこちら⇒(PCサイト)
※症例写真、閲覧ご希望の方は、こちらより⇒(PCサイト)
5.性別適合手術の施行(自費診療になります)
原則的に性別変更判定会議を経た後、性別適合手術を行っております。ただし、患者ファーストを掲げ、迅速に対応することに重点をおいております。
■ MTFに対する手術 (手術料の支払いはローンも可能です)
精巣切除 陰茎切除 腟形成 外陰部形成
■ FTMに対する手術 (手術料の支払いはローンも可能です)
子宮・卵巣摘出術、尿道延長術、陰核形成術、膣閉鎖、睾丸形成術
※症例によりましては、SRS手術の術後は提携病院に転院(有料)となります。ご了承ください。